検索結果

≪ 2024年11月13日（水）～18日（日）の6日間にかけて河原圭佑展が開かれます ≫【個展のご案内】河原圭佑展 -チェンマイ漆喰による彫刻研究- が開催決定日本で初となるチェンマイ漆喰を用いた彫刻作品の発表河原圭佑といえば鉄を用いた金属彫刻作品が代表的だが、今回は「チェンマイ漆喰」という素材に着目した作品を発表する。　沖縄県立芸術大学とタイ王国のチェンマイ大学美術学部彫刻学科の協力を得て開かれる本個展では、レリーフ作品を始め、チェンマイ漆喰を用いた様々な作品、金属素材と漆喰のコンビネーション作品などが展示されます。河原圭佑が新たに手がける「チェンマイ漆喰」という新素材の再現と解説、その素材を用いて制作された作品からチェンマイ漆喰の特質と漆喰彫刻という比較的新しい概念の彫刻が伺い知れます。　また関連企画のシンポジウムでは、タイはチェンマイ大学からパキット・ブンスット准教授、沖縄県芸術大学からは上條文穂名誉教授をお迎えして ”Stucco「漆喰彫刻」について” をテーマにチェンマイ漆喰の塑造としての素材の可能性について話し合いがなされる。　　「チェンマイ漆喰」という素材は日本に存在しない素材で、彫刻に不向きというイメージが強かったこれまでの漆喰の概念を大きく覆す特質を持っている。その再現においては気温や湿度などが大きく左右する為、チェンマイにおいても職人の経験が必要な繊細な素材の一つ。チェンマイと異なる気候、風土の沖縄において素材の再現性を高める為の研究を糧に、これからの彫刻分野において「漆喰彫刻」という新しい風が沖縄から日本全国へ吹く予感は否めない。【個展】 河原圭佑展 -チェンマイ漆喰による彫刻研究- 入場無料2024年11月13日（水）～11月18日（日）沖縄県立芸術大学附属図書館・芸術資料館 第3展示室（所在地：沖縄県那覇市首里当蔵町1‐4）開館時間：10:00～17:00【関連企画シンポジウム】入場無料テーマ：” Stucco「漆喰彫刻」について ”日時：2024年11月13日（水）16:30～19:00場所：沖縄県立芸術大学 附属図書館 芸術資料館多目的室（所在地：沖縄県那覇市首里当蔵町1‐4）登壇者：パキット・ブンスット（チェンマイ大学 准教授）上條文穂（沖縄県立芸術大学 名誉教授）河原圭佑（沖縄県立芸術大学 准教授）

河原 圭佑Kawahara Keisuke略歴1982 年 岡山市に生まれる2001 年 岡山県立総社南高等学校美術芸術コース卒業2005 年 沖縄県立芸術大学美術工芸学部美術学科彫刻専攻卒業2007 年 沖縄県立芸術大学大学院造形芸術研究科環境造形専攻彫刻専修修了2007 年 沖縄県立芸術大学美術工芸学部彫刻専攻嘱託員助手2008 ~ 2013 年 沖縄県立芸術大学美術工芸学部彫刻専攻非常勤講師2013 ~ 2016 年 タイ国立チェンマイ大学美術学部彫刻科 Special Lecturer2015 ~ 2017 年 タイ国立チェンマイ大学大学院 Art and Design 博士課程中途退学2016 年～現在 沖縄県立芸術大学美術工芸学部美術学科 彫刻専攻准教授JAA 日本美術家連盟会員、国展(国画会)会員、沖展会員公募展・受賞歴2004 年 沖縄県芸術文化祭 奨励賞 (奥武山体育館)2006 年 第 80 回 国展 80 回記念賞 (東京都美術館)2008 年 第 82 回 国展 国画賞 (国立新美術館)、準会員推挙2009 年 第 61 回 沖展 浦添市長賞 (浦添市民体育館)2010 年 第 62 回 沖展 沖展賞 (浦添市民体育館) 第 25 回 国民文化祭おかやま 2010 彫刻部門 岡山県議会議長賞2011 年 第 63 回 沖展 沖展賞 (浦添市民体育館)、準会員推挙 第 85 回 国展 準会員優作賞 (国立新美術館)、会員推挙2012 年 第 47 回 昭和会展招待作家（日動画廊/東京・銀座） 第 64 回 沖展 準会員賞 (浦添市民体育館) 第 5 回 那覇市民芸術祭 那覇市長賞(那覇市民ギャラリー)2013 年 第 65 回 沖展 準会員賞 (浦添市民体育館)、会員推挙2014 年 第 65 回沖縄タイムス芸術選奨、美術部門奨励賞個展2008 年 「鉄のかたち・おきなわシリーズ」(沖縄県立美術館)2011 年 「鉄のかたち・おきなわシリーズⅡ」(ギャラリーKiss/岡山)2013 年 「鉄のかたち・おきなわシリーズⅢ」(CAMP TALGANIE artistic farm/沖縄) 「鉄のかたち・おきなわシリーズⅢplus」(沖縄県立芸術大学彫刻棟二階・演習室) 「鉄のかたち・おきなわシリーズⅣ」(那覇市民ギャラリー/沖縄)2015 年 「創― in a graceful Flow ―」(Art House Gallery, Thailand)2020 年 河原圭佑 個展 ―金属彫刻の軌跡 2016~2020― (那覇市民ギャラリー/沖縄)2022 年 沖縄県立芸術大学×沖縄県立図書館連携事業 沖芸サテライト・ミニギャラリーvol.10 河原圭佑 金属彫刻展 ―『残塊の先』シリーズ―研究報告2019 年 《タイ王国の伝統的造形素材の研究 ―北タイの仏閣におけるストッコ技法について―》(沖縄県立芸術大学/管理棟・一般教育棟大講義室)2020 年 《タイ王国に伝わる造形素材の研究 ―ラーンナー様式に見る漆喰素材について―》(沖縄県立芸術大学/管理棟・一般教育棟第一会議室)研究執筆2017 年 彫刻における鍛造技法による金属素材の研究 ― 一般鋼材の彫刻素材への転用と表現―、教職年報 vol.3、沖縄県立芸術大学、2017 年2019 年《タイ王国の伝統的造形素材の研究―北タイの仏閣におけるストッコ技法について―》沖縄県立芸術大学紀要第 27 号・沖縄県立芸術大学2020 年 《タイ王国に伝わる造形素材の研究 ―ラーンナー様式に見る漆喰素材について―》、沖縄県立芸術大学紀要第 28 号・沖縄県立芸術大学2021 年 《タイ王国の伝統的造形素材(ラーンナー漆喰)の研究―ベトナムにおける漆喰調査について―》、沖縄県立芸術大学紀要 29 号・沖縄県立芸術大学